良いリフォームは、良い職人で決まる

エルデザインヒストリー
社長対談 第3話|良いリフォームは、良い職人で決まる
社長対談シリーズ|第3話

良いリフォームは、
良い職人で決まる

RSKラジオ収録時のエルデザイン代表 恒松信二

2019年、RSKラジオ「せとうち企業セレクション」収録時。当時48歳のエルデザイン代表・恒松信二。

はじめに

リフォームは、会社が工事をするように見えて、実際にお客様の住まいをつくるのは現場の職人です。

だからこそ、どんな職人が来るのか。どんな気持ちで現場に立つのか。

そこが、良いリフォームになるかどうかを大きく左右すると考えています。

職人さんの見極め

職人さんにも、いろんな職人さんがいます。

会社がどんなに良くても、職人さんの見極めがうまくいっていない会社は、やっぱり現場でもトラブルが多いと思います。

僕自身が職人なので、

信用できるか、できないか。
任せられるか、任せられないか。
それは、現場を見ていると分かってしまうんです。

現場に着いた時の挨拶。道具の扱い方。掃除や片付け。お客様への言葉遣い。
そういうところに、その人の仕事に対する姿勢が出ると思うんです。

教えないとできない職人では困る

ハウスメーカーさんなどでは、職人さんに「挨拶をしなさいよ」とか、「現場をきれいにしてくださいね」と教育をされることがあります。

もちろん、教育すること自体は大切です。

でも僕は、そういうことを教育されないとできない職人さんを使っていること自体が、どうなのかなと思うんです。

挨拶をする。片付ける。言葉遣いに気をつける。

それは、職人である前に、人として当たり前のことだと思っています。

大工が最初に教わること

人は子どもの頃から、親に「挨拶しなさい」とか「部屋を片付けなさい」とか、小言を言われながら大きくなってきているはずです。

職人なら、親方について、そのあたりを改めて学びます。

一番に習うことって、そういうところなんです。

飲んだもの、食べたものを片付ける。人として間違っているところを正される。言葉遣いもそうです。

だからうちの現場では、挨拶だとか、言葉遣いだとか、片付けだとか、言わないといけないレベルの人は来ないです。

周りがいいから、お客様に喜んでもらえる

僕じゃなくて、職人さんなど周りがいいから、お客様が喜んでくれている。そういう部分もあると思っています。

リフォームは一人でできる仕事ではありません。

大工、水道、電気、内装、塗装、左官、屋根、外構。いろんな職人さんが関わります。

その一人ひとりが、お客様の家を大切に思って仕事をしてくれるから、良い工事につながるんです。

安くすることが、いいことなのか

今の建築業界は、「安くすることがいいことだ」という、そんな風潮もあります。

必要な工事には、必要な費用があります。

適正な価格で工事をする。 そのお金で、職人さんがいい仕事をする。
その結果、お客さんが喜ぶ。 これが一番自然な形です。

仕事を取るために無理な値引きをすると、どこかにしわ寄せがいきます。
多くの場合、職人さんです。

そりゃ職人さんも、やる気がなくなりますよね。
値段ばかり下げられて。

十分な時間が取れない。 材料を変える。 人数を減らす。
そんなことが積み重なれば、 いい工事になるはずがありません。

いい職人さんが来なくなる

値段ばかり下げていると、当たり前のことができる職人さんが来なくなります。

いわゆる「挨拶をしなさいよ」「トイレは汚さずに使いなさい」と、教育をしないといけない職人さんしか来なくなってしまう。

そういう職人さんをお客様の家に送り込むというのは、いい仕事には絶対に結びつかないと思います。

見えるところだけきれいにして、見えないところは全部ふたをしてしまう。

そんな工事はしたくありません。

お客様の家だという気持ち

うちの若い子にもよく言うんです。

お客様の家に上がるときに、なぜ靴の向きを変えないんだ。

技術の前に、お客様の家だという気持ちが大切です。

その気持ちがないから、結局、養生ひとつでも雑になったりします。

お客様の家だから傷つけてはいけない。汚してはいけない。大切に扱わないといけない。

そういう当たり前の気持ちを、僕は大切にしてほしいと思っています。

見えないところほど大切に

リフォームには、お客様から見える部分と、見えない部分があります。

壁の中、床下、天井裏。工事が終われば見えなくなる場所ほど、職人の考え方や姿勢が出ます。

見た目だけきれいにすることはできます。

でも、見えないところをどう納めるか。後から困らないようにどう考えるか。

そこまで含めて、職人の仕事だと思っています。

良いリフォームは、良い職人で決まる

リフォームは、商品だけで決まるものではありません。

同じキッチンを入れても、同じお風呂を入れても、誰が施工するかで仕上がりも、その後の安心感も変わります。

だからこそ、僕は職人さんを大切にしたいし、お客様の家に入る人をきちんと見極めたいと思っています。

良いリフォームは、良い職人で決まる。

これは、大工として長く現場に立ってきたからこそ、強く感じていることです。

※本記事は、2019年放送のRSKラジオ「せとうち企業セレクション」でのインタビュー内容をもとに、当時の発言をできるだけそのまま残しながら再構成しています。読みやすさを考慮して構成を編集していますが、内容や趣旨は当時の発言に基づいています。

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