街をデザインしたい。エルデザインが目指す未来

エルデザインヒストリー
社長対談 第4話|街をデザインしたい。エルデザインが目指す未来
社長対談シリーズ|第4話

街をデザインしたい。
エルデザインが目指す未来

RSKラジオ収録時のエルデザイン代表 恒松信二

2019年、RSKラジオ「せとうち企業セレクション」収録時。当時48歳のエルデザイン代表・恒松信二。

はじめに

社長対談シリーズ最終話は、エルデザインがこれから目指していきたい未来についてです。

家を直すだけではなく、地域の子どもたちに建築の面白さを伝えること。困った時に相談できる場所であること。そして、地域のリフォーム業界全体がもっと信頼される存在になること。

若い職人が少なくなっている

実際問題、僕らが現場に出ても、若い子が本当に少ないんです。

人口が減っていることもありますし、それに加えて職人も高齢化しています。
職人の仕事に興味を持つ人が少なくなっていることもあると思います。

それはなぜかなと考えた時に、僕たちが子どもの頃と今では、建築現場との距離が大きく変わっているんですよね。

昔は、現場が子どもたちの近くにあった

僕が子どもの頃は、家の近所で建築をしていると、中に入ったら多少は怒られましたけど、大工さんが木をくれたり、釘を打って遊んでみいと声をかけてくれたりしていたんです。

でも今は、危ないから入ってくるなと全部バリケードをして、中も見えません。

何ができているか分からない状態で、いつの間にか家が完成している。

地域の子どもたちが、仕事を知らないまま大きくなっているんです。

大工さんは何をする人なのか。左官さんは何をする人なのか。基礎屋さん、瓦屋さんは何をしているのか。

そういうことを知らないまま育っていく。それではダメだなと思いました。

家づくりを体験してもらうイベント

そうは言っても、地元の人に僕らの仕事を見てもらう機会はなかなかありません。

だから去年の夏、イベントをしました。

家づくりって、こんなことをしているんですと体験してもらおうと思って、地元の子どもたちに来てもらいました。

100組で200人くらい来てくれましたかね。

本物の職人さんと一緒に、2畳くらいの小さな骨組みの家を建てて、瓦を貼って、左官仕上げをしてみたり、クロスを貼ってみたりして遊んだんです。

建前といって、柱一本からみんなでやって、骨組みをみんなで作りました。

棟上げもしました。餅投げはしませんでしたけど(笑)

子どもたちは、本当に楽しそうでした

子どもたちは本当に楽しそうでしたね。

普段、触れることがないですから。

子どもたちには可能性がいっぱいあります。
将来なりたい仕事の中に、建築業も入ってくれたらいいなと思っています。

誰も教えたわけでもないのに、初めてやって上手にできる子もいるんです。

左官で塗るのも、初めてなのに上手にできる子がいました。

それは才能ですよね。

女の子だったんですけど、器用な子がいましたね。

家は、つくる人の顔が見える仕事

例えば車を買いに行っても、車を売っている人の顔は見られますけど、作っている人の顔は見えないですよね。

でも家は、買う時に、作業している人の顔を見ようと思えば全部見えるんです。

どんな人たちが家を建てたんだろう。どんな人たちが工事をしてくれたんだろう。

そういうことが分かる仕事なんです。

だからこそ、関係性が大切だと思っています。

なんでも相談できる場所でありたい

僕はよく思うんです。
家のことしか相談しちゃいけない会社って、ちょっと寂しいなって。

もちろん、リフォーム会社なので家の相談が中心です。

でも、どうしても家のこと以外で電話したらだめだよねと思われることもあると思います。

例えば、引っ越しをするんだけど荷物をどこかに置ける場所はないか。
この家具がいらないんだけど、誰か必要な人はいないか。

僕らが誰かと誰かをつなげられたら、それはまた面白いんじゃないかなと思うんです。

もう要らないと思ったものも、どこかに必要としている人がいるかもしれません。

不動産の資格を取った理由

実際にあった話ですが、もともとおばあさんが住んでいた家が、今は誰も住んでいないという相談がありました。

直しても誰も住まないし、売るに売れないし、どうしようかという話です。

そういう時に、欲しい人に格安で譲ってあげることができたり、誰かの役に立つ形につなげられたりするかもしれない。

そういう窓口としても関われるようにしておきたくて、不動産の資格も取りました。

家を直して終わりではなく、ずっと付き合っていける関係でありたいと思っています。

街をデザインできたらいい

街をデザインできたらいいですよね。
家だけじゃなく、地域全体がもっと安心して住める街になったらいい。

だいぶ規模は大きくなりますけど(笑)

うちだけでは、どうにもならないこともあります。

でも、うちが何かをすることによって、他のリフォーム会社さんも変わるかもしれない。

そうすると、この地域のリフォーム会社と、地域に住む方との関わり方も変わってくると思うんです。

地域のリフォーム業界全体を良くしたい

「どこに頼んだらいいのか分からない。」

「知らないところに頼んだら、騙されそうで怖い。」

そう思われるリフォーム会社ばかりでは、本当はダメだと思うんです。

「この地域のリフォーム会社なら、どこへ頼んでも安心。」

そんな地域にならないと、本当はダメですよね。

リフォーム業界全体のステージを上げていきたい。

それは簡単なことではありません。

ライバル同士で競い合うことも大切です。
でも、それ以上に、 この業界全体の信頼を上げていくことの方が大事なんじゃないかと僕は思っています。

でも、まずは自分たちが当たり前のことを当たり前にやる。
お客様に喜んでもらえる仕事を積み重ねる。
地域の人に信頼してもらう。

その積み重ねが、少しずつ地域を変えていくのだと思っています。

社長対談シリーズを終えて

全4話にわたって、2019年放送のRSKラジオ「せとうち企業セレクション」で語った、エルデザイン代表・恒松信二の想いをお届けしました。

近所の大工のお兄ちゃんとして始まった仕事。
「まだ使えますよ。」という提案。
良い職人とつくる現場。
そして、地域や業界の未来への想い。

どれも特別なことではありません。
創業当時から、ずっと変わらず大切にしてきたことです。

「困ったことがあったら、ちょっと来て。」

そんなふうに、これからも気軽に声をかけてもらえる会社でありたい。

そして、お客様だけでなく、地域にも、建築業界にも、少しでも良い影響を与えられる存在になりたい。

それが、エルデザインの目指す未来です。

家づくり体験イベントの様子はこちらからご覧いただけます。

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※本記事は、2019年放送のRSKラジオ「せとうち企業セレクション」でのインタビュー内容をもとに、当時の発言をできるだけそのまま残しながら再構成しています。読みやすさを考慮して構成を編集していますが、内容や趣旨は当時の発言に基づいています。

📚 社長対談シリーズ(全4話)

元大工だからこそ伝えられる、リフォームで後悔しないための考え方を全4話でお届けしています。 初めての方は第1話から読むのがおすすめです。

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