「近所の大工のお兄ちゃん」だった僕が、リフォーム会社を始めた理由

エルデザインヒストリー
社長対談シリーズ|第1話

「近所の大工のお兄ちゃん」だった僕が、
リフォーム会社を始めた理由

RSKラジオ収録時のエルデザイン代表 恒松信二

2019年、RSKラジオ「せとうち企業セレクション」収録時。当時48歳のエルデザイン代表・恒松信二。

はじめに

2019年、RSKラジオ「せとうち企業セレクション」の収録で、創業当時のことを聞かれました。

「エルデザインって、最初からリフォーム会社だったんですか?」

実は違います。元々は、大工でした。

工作が好きだった子ども時代

元々、ものづくりが好きでした。小学校の頃は工作が好きで、その延長線上に今の仕事があります。

大人になってからも、いろんな仕事がある中で「建築だけは面白いな」と思いました。

建築って、何十年経っても残るじゃないですか。

町を歩いとって「この家、僕があのとき工事させてもらった家じゃ。」

そう思える仕事って、なかなかないですよね。
それが建築の面白さだと思っています。

建築の楽しさは、人に喜んでもらえること

自分が建築をする楽しさって何かと考えた時に、やっぱり人が喜んでくれることだと思うんです。

人が喜んでくれることって、人生の中でそんなに多くないじゃないですか。

それを仕事にして、喜んでもらえて、お金を払っていただいて、さらに感謝までしてもらえる。

街で会った時に、

「社長、ありがとう。」
「恒松さん、ありがとう。」

何年も前に工事をしたお客様に、そう言ってもらえることって、なかなかないと思うんです。

もちろん、事業をやる上で儲かるか儲からないかも大切です。

でも、そういう気持ちの方が先に立って、つい余分にサービスしてしまうこともありましたね

23歳で独立

最初は親方について修業をしていました。でも期間は長くありませんでした。

負けず嫌いというより、自分の思うようにやりたかったんです。
23、4歳くらいでしたかね。独立したのは。

もちろん、世の中そんなに甘くありません。失敗もたくさんしました。

数えきれないくらい頭を打って、そのたびに反省して、少しずつ学ばせてもらいました。

良かれと思ったことが、迷惑になることもありました

当時は、お客様のためになると思ったことは、何でも伝えていました。

例えば、

「将来、お子さんが増えたら、こうした方がいいですよ。」

そんな話もしていました。

でも、リフォームって究極のプライベートなんですよね。

まだ信頼関係ができていないうちに、こちらが良いと思って踏み込み過ぎてしまうこともありました。

家庭には、それぞれ事情があります。

お子さんができないご家庭もありますし、触れてほしくない話題もあります。
介護で悩まれている方もいれば、親子関係で悩んでいる方もいます。

当時の僕には、そこまで想像することができていませんでした。

家を直すだけじゃなく、人と向き合う仕事

リフォームは、家を直すだけじゃなく、お客様やご家族の暮らしに寄り添う仕事なんです

だから大切なのは技術だけじゃない。

人との距離感や、相手の気持ちを想像すること。

それを、お客様から教えていただきました。

「ちょっと来て。」と呼ばれるのが嬉しくて

独立した頃は、大きな工事なんてありませんでした。

電気の傘を替えたり。障子の穴を直したり。ドアが閉まらないから見てほしいと言われたり。

正直、「これってリフォームなのかな?」と思うような仕事もたくさんありました。

でも、困っている人がいるなら行く。

そんな小さな仕事を一つひとつ続けていると、 「ちょっとここ見て。」「ちょっと来て。」 そんなふうに声をかけてもらえるようになったんです。

地域の人からすると、僕は「近所の大工のお兄ちゃん」みたいな存在だったんでしょうね。

だから頼みやすかったんだと思います。

当たり前のことを、当たり前に

特別なことは何もしていません。

約束を守る。頼まれたら行く。困っている人がいたら助ける。

当たり前のことを、当たり前にするだけ。

小さい仕事をコツコツやっていたら、また電話が鳴る。また相談してもらえる。その繰り返しでした。

そうしているうちに、「リフォームを専門でやっていこうかな」と思うようになりました。

エルデザインという名前

エルデザインの「L」には、いい言葉がたくさんあります。

LIFE。LIVING。LOVE。LIKE。

それから、日本語で言えば「何かを得る」の“得る”にも聞こえるじゃないですか(笑)。
そういう言葉遊びも含めて、なんかいいなと思ったんです。

リフォームは、設備を新しくすることだけではありません。

家族が増えたり。親と暮らすようになったり。子どもが独立したり。

人生の節目で、住まいも変わります。

暮らしをトータルでデザインしたい。

そんな思いで「エルデザイン」という名前を付けました。

小さな事務所からのスタート

エルデザインを始めた頃は、大工の僕と経理担当の二人だけ。

小さな事務所で、本当にこぢんまりと仕事をしていました。

でも、仕事を続ける中で思うようになったことがあります。

「誰かに紹介するときに、恥ずかしくない会社にしたい。」

お客様がご家族やご友人に紹介してくださるとき、 「ここなら安心して任せられるよ。」 と胸を張って言っていただける会社でありたい。

だから、きちんと看板を掲げて、 お客様をお迎えできる店舗を持とうと思いました。

それが、今の店舗へ移るきっかけになりました。

小さい仕事を断らない理由

今でも、「こんな小さいこと頼んでもいいですか?」と言われることがあります。

もちろんです。

むしろ、そういう仕事から僕は育ててもらいました。

だから最初から大きなリフォームじゃなくてもいい。まずは小さい工事から。

そこで信頼してもらえたら、次に大きな工事を相談してもらえたらいい。

その考え方は、独立した頃から今まで一度も変わっていません。

※本記事は、2019年放送のRSKラジオ「せとうち企業セレクション」でのインタビュー内容をもとに、当時の発言をできるだけそのまま残しながら再構成しています。読みやすさを考慮して構成を編集していますが、内容や趣旨は当時の発言に基づいています。

📚 社長対談シリーズ(全4話)

元大工だからこそ伝えられる、リフォームで後悔しないための考え方を全4話でお届けしています。 初めてご覧いただく方は、この第1話から順番に読み進めていただくのがおすすめです。

※ タイトルをクリックすると各話をご覧いただけます。

リフォームや住まいのお困りごとがありましたら、お気軽にご相談ください。