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2025年5月、突然の病気によって両腕と両足を失った岡山市の男性が、2026年10月に開催されたロードレース大会で10kmの完走を果たしました。
挑戦したのは、岡山市に住む安原大策さん(39)です。
義手と義足を使用しながら厳しいリハビリを重ね、初めてのレースに出場。アップダウンの激しいコースで痛みに耐えながらも、1時間55分5秒でゴールしました。
目標としていた1時間30分以内には届きませんでしたが、安原さんにとって大きな一歩となりました。
突然の病気で両腕と両足を切断
安原さんの生活が一変したのは、2025年5月のことでした。
発症したのは「電撃性紫斑病(でんげきせいしはんびょう)」という病気です。
急激に血液の凝固異常や皮膚の壊死などが進行する重篤な疾患で、命に関わることもあります。
安原さんは命を守るため、両腕と両足を切断する手術を受けました。
妻と2人の子どもとの生活が大きく変わり、将来への不安を抱える日々が続いたといいます。
そんな安原さんが新たな目標として選んだのが、以前から趣味として親しんでいたランニングでした。
「過去の自分に負けたくない」マラソンへの挑戦
安原さんは病気になる前、ランニングやマラソンを楽しんでいました。
以前に苦しい思いをしながら走ったフルマラソンを、もう一度完走したい。
その思いが、リハビリに取り組む大きな原動力になりました。
退院後は義手と義足を使いながら、歩行やランニングの練習を重ねました。
義足には激しい練習の跡が残り、傷だらけになるほどだったといいます。
リハビリを支えてきた理学療法士の関戸敦史さんも、歩けるようになるかどうかさえ見通せなかった状態から、ここまで回復した努力に驚きを示しています。
初めてのレースは10kmに挑戦
2026年10月、安原さんは初めてのロードレース大会に出場しました。
大会には3km、10km、ハーフマラソンのコースがあり、車いすランナーと一般ランナーが一緒に走ります。
安原さんがエントリーしたのは、一般10kmの部です。
普段使用している義足は片方で約1.5kgあり、走るには負担が大きいため、レースではスポーツ用の義足を使用しました。
スタート前には何度も歩いて感覚を確かめ、細かな調整を繰り返しました。
練習では10kmを約1時間30分で走り切っていたことから、本番では90分以内の完走を目標に掲げていました。
義足が膝に当たり痛みも…沿道の声援を力に走り続ける
レース当日は雨が降る厳しいコンディションでした。
さらに、コースにはアップダウンが多く、思うようにペースを上げることができません。
走っている途中には、義足が膝に当たって痛みが生じる場面もありました。
それでも安原さんは走り続けました。
沿道からは名前を呼ぶ声や、テレビで見たことを伝える声援が寄せられ、その応援が大きな力になったといいます。
そして、ついにゴールへたどり着きました。
一般10kmの部・完走タイム
1時間55分05秒
安原大策さん・39歳
目標としていた1時間30分以内には届かなかったものの、義手と義足で10kmを走り切ることができました。
ゴール後、安原さんは完走できた喜びとともに、沿道からの声援が励みになったと振り返りました。
次の目標はフルマラソン完走
初めての10kmレースを終えた安原さんですが、挑戦はこれで終わりではありません。
すでに次のレースへの意欲を見せており、将来的にはフルマラソンの完走を目指しています。
10kmから42.195kmへ。距離は大幅に長くなりますが、安原さんはこれからも練習を続けていく考えです。
突然の病気によって生活が一変してから約1年半。
「過去の自分に負けたくない」という思いを胸に、安原さんの新たな挑戦が続いています。
詳しい背景や追加情報については、参照元の記事もあわせてご確認ください。
参照元
※この記事は、公開情報をもとにくらすまが読みやすく整理しています。(確認日:2026/10/16)