ニュースの内容
岡山市などの水源となっている旭川水系で、2026年9月から続いていた第1次取水制限が、10月8日正午に解除されました。
主要な2つのダムの貯水率が72.5%まで回復し、平年の水準を上回ったことから、制限解除が決まりました。
一方、倉敷市など県西部に関係する高梁川水系では、依然として水不足が続いており、第3次取水制限が継続されています。
旭川水系のダム貯水率が72.5%に回復
旭川水系では、少雨による水不足を受けて9月から第1次取水制限が実施されていました。
しかし、その後の降雨などによってダムの貯水量が回復。
10月8日午前9時時点で、主要な2つのダムの貯水率は72.5%となり、平年を上回る水準となりました。
これを受け、流域の自治体や関係団体などで構成する協議会が8日に会合を開き、取水制限の解除を決定しました。
農業用水30%、水道・工業用水10%の制限を解除
今回解除された第1次取水制限では、用途ごとに次のような取水量の削減が行われていました。
| 用途 | これまでの取水制限 |
|---|---|
| 農業用水 | 30%削減 |
| 水道用水 | 10%削減 |
| 工業用水 | 10%削減 |
これらの制限は、10月8日正午をもってすべて解除されました。
約1140万トンの節水も貯水率回復に貢献
国土交通省岡山河川事務所によると、今回の貯水率回復には大きく2つの要因があったといいます。
一つは、取水制限が行われていた期間中、ダム周辺で平年を上回る雨が降ったことです。
もう一つは、取水制限による節水効果です。
制限期間中に節約された水の量は、約1140万トンに上るということです。
雨による水量の増加と、取水量を抑える取り組みの両方が、今回の制限解除につながりました。
高梁川水系は依然として深刻な水不足
旭川水系では取水制限が解除された一方、県西部を流れる高梁川水系では厳しい状況が続いています。
高梁川水系の主要な6つのダムの貯水率は33.6%で、依然として平年を大きく下回っています。
このため、10月2日から始まった第3次取水制限が継続されています。
高梁川水系では、農業用水50%、工業用水15%、水道用水10%の取水制限が実施されています。
同じ岡山県内でも、水系によって水不足の状況に大きな差が生じています。
今後も渇水への備えが重要に
岡山河川事務所の小平剛弘事務所長は、全国的に集中豪雨と渇水が二極化している状況に触れ、今後も気象予測や関係機関との連携を重視していく考えを示しました。
旭川水系ではひとまず取水制限が解除されましたが、高梁川水系では引き続き水不足への対応が必要です。
今後の降雨やダムの貯水率の変化が注目されます。
詳しい背景や追加情報については、参照元の記事もあわせてご確認ください。
参照元
※この記事は、公開情報をもとにくらすまが読みやすく整理しています。(確認日:2026/10/08)