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岡山市東区の西大寺観音院で毎年行われる伝統行事「西大寺会陽(さいだいじえよう)」について、2027年は宝木争奪戦と地押しを中止することが決まりました。
2026年2月の西大寺会陽では、宝木争奪戦に参加していた男性3人が意識不明の重体となり、その後2人が死亡する事故が発生しました。
主催する西大寺会陽奉賛会は、事故の再発防止に向けた十分な安全対策が整っていないことから、2027年の宝木争奪戦を中止する判断を下しました。
2026年の西大寺会陽で参加者2人が死亡
西大寺会陽は、岡山市東区の西大寺観音院で行われる伝統行事で、「裸祭り」として広く知られています。
参加者が福を授かろうと宝木(しんぎ)を奪い合う「宝木争奪戦」は、祭りを象徴する行事の一つです。
しかし、2026年2月に行われた西大寺会陽では、宝木争奪戦に参加していた40代から60代の男性3人が意識不明の重体となる事故が起きました。
その後、1人は意識を回復しましたが、残る2人が死亡しました。
この事故を受け、翌年以降の開催方法や安全対策が大きな課題となっていました。
10月20日の役員会で中止を決定
2026年10月20日、岡山市内で西大寺会陽奉賛会の役員会が開かれ、2027年の開催について協議が行われました。
奉賛会では、大森實会長らを中心に開催方法の検討を続けてきましたが、事故の再発を防ぐための十分な対策が定まっていないと判断しました。
その結果、2027年の宝木争奪戦を中止することが決まりました。
宝木争奪戦だけでなく「地押し」も中止
今回の決定では、宝木争奪戦に加えて「地押し(じおし)」も中止されます。
地押しは、宝木争奪戦に先立ち、参加者が境内を練り歩く行事です。
奉賛会の大森会長は、安全を最優先に考えた結果、十分な対策を講じることが難しいと判断したことを説明しました。
また、地押しと宝木争奪戦は一体となった行事であるため、両方を中止する必要があるとの考えを示しました。
宝木争奪戦以外の行事は開催予定
一方、西大寺会陽のすべての行事が中止になるわけではありません。
奉賛会では、宝木争奪戦と地押し以外の行事については、2027年も開催する予定としています。
具体的な内容や実施方法については、今後、関係機関と連携しながら決めていく方針です。
現時点では、2027年の行事全体の詳細は発表されていません。
伝統行事の継承と安全確保が課題に
西大寺会陽は、岡山を代表する伝統行事の一つです。
今回の中止決定は、2026年に起きた死亡事故を重く受け止め、参加者の安全を優先したものです。
今後は、伝統をどのように受け継いでいくのかとともに、安心して参加できる環境を整えることが重要になります。
2027年の西大寺会陽がどのような形で行われるのか、奉賛会からの今後の発表が注目されます。
詳しい背景や追加情報については、参照元の記事もあわせてご確認ください。
参照元
※この記事は、公開情報をもとにくらすまが読みやすく整理しています。(確認日:2026/10/20)