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岡山県瀬戸内市に伝わる伝統工芸「虫明焼(むしあげやき)」の作家、黒井千左さん(81)の作陶60周年を記念した個展が、岡山市北区の天満屋岡山店で開催されています。
会場には、日常使いできる皿やカップから大きな壺まで、約70点の作品が並びます。
長年受け継いできた虫明焼の伝統的な美しさに加え、戦争への思いを表現した作品も展示され、作家としての60年の歩みを感じられる内容となっています。
展示会は2026年10月19日(月)まで開催されています。
江戸時代後期から続く岡山の伝統工芸「虫明焼」
虫明焼は、瀬戸内市の虫明地区に江戸時代後期から伝わる焼き物です。
特徴の一つが、松の木の灰を使った釉薬(ゆうやく)による、落ち着いた色合いです。
鶯色(うぐいすいろ)や枇杷色(びわいろ)など、自然を思わせる柔らかな色彩が生まれ、上品で温かみのある風合いを楽しめます。
派手な装飾ではなく、土の質感や釉薬の色合いを生かした美しさが、虫明焼ならではの魅力です。
作陶60周年を迎えた黒井千左さんの作品約70点
黒井千左さんは、虫明焼を代表する作家の一人で、岡山県の重要無形文化財保持者です。
今回の個展は、作陶60周年を記念して開催されています。
会場には、皿やカップなど普段の暮らしで使える器から、大きな壺などの花器まで、約70点が展示されています。
黒井さんは、虫明焼の特徴である落ち着いた青系の釉薬を長年使い続けながら、さらに良い作品を生み出したいという思いで制作に取り組んできたといいます。
伝統的な技法を大切にしながらも、表現を追求し続ける姿勢が作品に表れています。
戦争への思いを表現した作品も
今回の個展では、黒井さんが反戦への思いを込めて制作した作品も注目されています。
戦時中に生まれた黒井さんは、戦火の赤や破壊された光景、社会の様子を焼き物で表現できないかと考え、作品を制作しました。
虫明焼の特徴である穏やかな色合いとは異なる表現が用いられ、強いメッセージを感じさせる作品となっています。
伝統工芸の技術を使いながら、現代社会や平和について考えるきっかけを与えてくれる展示です。
天満屋岡山店で10月19日まで開催
黒井千左さんの作陶60周年記念展は、岡山市北区の天満屋岡山店で開催されています。
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展示会:黒井千左 作陶60周年記念展
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会期:2026年10月19日(月)まで
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会場:天満屋岡山店
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所在地:岡山県岡山市北区表町2丁目1-1
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展示作品:約70点
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主な内容:虫明焼の器、花器、反戦への思いを込めた作品など
※展示場所や開場時間などの詳細は、天満屋岡山店の公式案内をご確認ください。
伝統と新たな表現に触れられる個展
作陶60周年という節目を迎えた黒井千左さん。
江戸時代後期から受け継がれてきた虫明焼の技法を守りながら、現在も新たな表現に挑戦し続けています。
暮らしになじむ器の美しさから、平和への願いを込めた作品まで、幅広い作品を鑑賞できる今回の個展。
岡山の伝統工芸に興味がある方は、足を運んでみてはいかがでしょうか。
詳しい背景や追加情報については、参照元の記事もあわせてご確認ください。
参照元
※この記事は、公開情報をもとにくらすまが読みやすく整理しています。(確認日:2026/10/15)