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任期満了に伴う井原市長選挙が9月6日に投開票されます。
立候補しているのは、いずれも無所属で、新人の前市議会議員・松本周平さん(32)と、3選を目指す現職・大舌勲さん(67)の2人です。
人口減少が続く井原市で、企業誘致や観光振興などを通じて、どのように地域の活力を生み出していくのか。2人の候補者がそれぞれの政策を訴えています。
井原市の人口、21年間で1万1200人以上減少
岡山県南西部に位置する井原市の人口は、現在およそ3万5400人です。
21年間で1万1200人以上減少していて、人口減少への対応と地域のにぎわいづくりが市政の大きな課題となっています。
人口流出を抑えるためには、地域で働ける場所を増やすことも重要です。
井原市では企業誘致を進め、雇用の創出や地域経済の活性化につなげようとしています。
約1万800平方メートルの産業用地で企業を募集
井原市東江原町では、約1万800平方メートルの「荏原東産業用地」への企業誘致を進めています。
8月3日から9月末まで立地する企業を募集していて、企業側により早く、低コストで土地を提供するため、市として初めて造成工事まで行わず、整地した状態で売り出しています。
また、不動産事業者と連携して民有地の情報を提供するなど、企業が進出しやすい環境づくりにも取り組んでいます。
一方、井原市では利便性の高い平地の多くが農業振興地域に指定されています。
産業用地へ転用するには県の許可などが必要となるため、新たな企業誘致を進める上で課題となっています。
松本氏「企業誘致に向けた準備を早めに」
新人の松本周平氏は、企業から進出の話が出てから農地転用などを進めるのではなく、行政側が事前に準備しておく必要があると訴えています。
企業誘致を担当するチームを組織し、農地転用などの準備と企業への働きかけを連携して進め、次の誘致計画を早い段階から立てていく考えです。
大舌氏「候補地を活用して企業を誘致」
現職の大舌勲氏は、農地の転用許可を得ることが難しい現状を指摘。
産業用地を確保するには高台などを造成する必要があり、費用がかかるものの、市内に複数の候補地があるとして、そうした場所への企業誘致を進める考えを示しています。
観光客約40万人 さらなる「にぎわい」どうつくる?
もう一つの課題が観光振興です。
井原市青野町の「葡萄浪漫館」は、旬のブドウなどを求める人でにぎわい、2025年には市内最多となる約13万人の観光客が訪れました。
一方、市全体の観光客数は約40万人にとどまっていて、県内の主要観光地と比べると集客力の向上が課題となっています。
松本氏は「井原鉄道」の利便性向上を訴え
松本氏は、観光客を増やすためには交通アクセスの改善が必要だとしています。
飛行機や新幹線から井原市へのアクセスに課題があるとして、井原鉄道を倉敷駅や岡山駅につなげることについて、行政が主体となって議論を進めたい考えです。
大舌氏は「DMO」と連携した観光振興
大舌氏は、2026年度に発足したDMO(観光地域づくり法人)を中心とした観光振興を掲げています。
市内の企業や農業など幅広い産業を巻き込みながら観光コンテンツをつくり、交通・観光事業者とも連携して都市部から観光客を呼び込む考えです。
井原市長選は9月6日投開票
人口減少、働く場所の確保、企業誘致、観光振興など、さまざまな課題を抱える井原市。
今後の市政運営を誰に託すのか、井原市長選挙は9月6日に投票が行われ、即日開票されます。
現職によるこれまでの市政運営への評価と、新人が掲げる新たな政策のどちらが有権者の支持を集めるのか注目されます。
詳しい背景や追加情報については、参照元の記事もあわせてご確認ください。
参照元
※この記事は、公開情報をもとにくらすまが読みやすく整理しています。(確認日:2026/09/04)