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JA晴れの国岡山は8月31日、2026年産米を集荷する際に農家へ前払いする「概算金」について、現時点での設定を見送ることを決めました。
政府による備蓄米の放出などを背景にコメの民間在庫が増え、今後の需給や価格を見通すことが難しくなっているためです。
JA晴れの国岡山が概算金の設定を見送るのは、組織発足後初めてという異例の対応です。
2026年産米の概算金を当面設定せず
概算金とは、JAが農家からコメを集荷する際、販売代金の一部として前払いするお金です。
通常は新米の出荷が始まるこの時期に、それぞれのJAが金額を設定します。
しかしJA晴れの国岡山は8月31日の理事会で、2026年産米については需給の先行きを見通すことが難しく、現時点で適切な概算金を決めることが困難だとして、設定を当面見送ることを決めました。
当面は60キロあたり1万200円を一時払い
概算金が決まるまでの対応として、すべての銘柄を対象に一律で60キロあたり1万200円の「出荷一時払い金」を設定します。
JA晴れの国岡山は11月中の概算金設定を目指し、その後、年内に一時払い金との差額を上乗せして農家へ支払いたいとしています。
2025年産のコシヒカリでは概算金が60キロあたり3万円だったことから、今回の一時払い金は大幅に低い水準となります。
コメの民間在庫量が過去最大規模に
背景にあるのが、コメをめぐる需給環境の大きな変化です。
コメの価格高騰が社会問題となった、いわゆる「令和のコメ騒動」を受け、政府は備蓄米を市場に放出しました。
その後、コメの民間在庫量は過去最大規模となっていて、今後の価格動向を予測しにくい状況となっています。
すでに2026年産米の概算金を決めている他の都道府県では、前年より2割から4割程度低い金額となっているところもあります。
JA晴れの国岡山では組織発足後初めて
JA晴れの国岡山では、概算金の設定を見送るのは組織発足後初めてです。
金光章代表理事組合長は、農家への影響を考えると苦渋の判断だとしています。
肥料や燃料など農業を取り巻くコスト負担もある中、2026年産米の概算金が最終的にどの程度の水準となるのか、今後のコメの需給や価格動向とともに注目されます。
詳しい背景や追加情報については、参照元の記事もあわせてご確認ください。
参照元
※この記事は、公開情報をもとにくらすまが読みやすく整理しています。(確認日:2026/08/31)